しんぞういん
東京都江戸川区東葛西4丁目38-9
真言宗豊山派寺院の真蔵院は、海松山と号します。創建年代は不詳ですが、当地の鈴木氏が家宝の霊剣を祀る宝殿を建て、天文年間(1532-1554)に創建したと伝えられます。平素より不動明王を信仰していたと..
真言宗豊山派寺院の真蔵院は、海松山と号します。創建年代は不詳ですが、当地の鈴木氏が家宝の霊剣を祀る宝殿を建て、天文年間(1532-1554)に創建したと伝えられます。平素より不動明王を信仰していたところ、ある時不動明王が当寺に来り安置したものの、他所へしばしば出亡、また、永禄年間の雷雨の際には霊剣が宝殿から庭に出て雷・悪魔を降伏させた状況の如くであったことからこの不動明王を雷不動・波切り不動と呼ぶようになったといいます。江戸時代には多くの参詣があり、新川河口南岸の中川合流地点(東葛西1-48-16先の路上)には雷不動明王真蔵院への道標も建てられていました。
東京メトロ東西線葛西駅より徒歩15分