福林寺は山号を松陽山と言って曹洞宗で創建は
元亨3年(西暦1323年)4月となっております。
姫路城主赤松則村の家臣、向山城主後藤左馬守が
当時の殺伐戦乱による無常と悲哀を痛感し、隠棲の土地を
寺院として専心仏道に修したと言われています。
旧寺は江戸期文化14年に大火事により類焼しましたが、
文化15年3月18日姫路城主酒井雅楽頭始め
領中の寄進により復興しました。
昭和52年には寺院にあった仏像一体と石棺仏一体が
姫路市文化財に指定されました。
その後老朽化が激しいため平成2年に再建を発願し、
有緑の方々から浄財を仰ぎ、同年12月9日本堂と
地蔵堂を新築、山門鐘楼堂を修復しました。