ごくらくでら
山形県山形市六日町9−8
紫光山九品院極楽寺は文禄元年(1592年)念蓮社良全上人の開山ですが、境内の阿弥陀如来の梵字が刻んである板碑には文和五年(1357年)とあることから最上57万石の城下三の丸鬼門の守りとして以前にも寺..
紫光山九品院極楽寺は文禄元年(1592年)念蓮社良全上人の開山ですが、境内の阿弥陀如来の梵字が刻んである板碑には文和五年(1357年)とあることから最上57万石の城下三の丸鬼門の守りとして以前にも寺が在ったと思われます。現在の伽藍や庭園は昭和50年以降のものですが、開山堂の阿弥陀如来座像は末寺の本尊として元禄時代に明石の寺から遷座されたもので、法然上人から熊谷入道蓮生御房に御附属の本尊と古文書に記載されており、鎌倉初期の慶派仏師の作として山形県の重要文化財に指定されています。他にも無能上人の大きな名号碑や市川小団次の墓などの史跡があります。
紫光山
九品院
浄土宗
聖観世音菩薩
山形三十三ヶ所観音霊場二十五番札所
阿弥陀如来座像 山形県重要文化財
有り