ちょうだいじ
島根県安来市伯太町安田関354
1300年の昔、行基菩薩の草創と伝えられ 本尊は千手千眼観自在菩薩 永い間地方新仰の中心、伯太の誇る文化財 長台寺は白鳳九年大洪水のため伽藍すべて流失したところ 清瀬の土民弥平太という老人が本尊観音..
1300年の昔、行基菩薩の草創と伝えられ 本尊は千手千眼観自在菩薩 永い間地方新仰の中心、伯太の誇る文化財 長台寺は白鳳九年大洪水のため伽藍すべて流失したところ 清瀬の土民弥平太という老人が本尊観音大工の霊夢を感得し、時の住職貞円と志を同じくし海域の波底を探り綱を以て尊像を引き揚げ 坊床に在った本堂を現在地に建てたものである その後、天平年中聖武天皇の勅願に依って伽藍・僧坊・三重塔等隆盛を誇ったと伝える天台宗の古刹である 戦国時代の兵火に逢い建物切灰盡に帰したのである 尊像は辛い兵火を免れ霊験を示された 隆って徳川時代の享保二年(1717)母里藩主 松平直員公の信願浅からず復旧工事成り、倆来母里藩祈願所となり寺領五十石を受領 元治元年住職中正の代 日光輪王寺の直末寺となるや 死罪の人長台寺境内に駆け込んで罪を免れた程の権威を持った寺であった
福寿山
天台宗
千手観音
出雲三十三観音霊場 第二十札所
無料
20分
有り
無し