ありじんじゃ
島根県出雲市塩冶町1686-1
本神社は出雲国風土記(733年)に阿利社と記してありまた延喜式神名帳(927年)には阿利神社と明記してある。いわゆる式内社で由緒古い神社であって古来より高西地区の崇敬神社として拝崇されている。祭神阿..
本神社は出雲国風土記(733年)に阿利社と記してありまた延喜式神名帳(927年)には阿利神社と明記してある。いわゆる式内社で由緒古い神社であって古来より高西地区の崇敬神社として拝崇されている。祭神阿遅須枳高日子根命は天下造りたまいし大神(大国主神)と胸形(九州福岡宗蔵大社)の奥津宮の多紀理姫命との間に生れ給うた神であり、塩冶神社の祭神塩冶毘古能命の親神である。 「アジ」は味の良いという意「スキ」は田を耕す農耕器具「タカヒコ」は高く輝く太陽の子「ネノミコト」は物事に粘り強い性格を有する男神を意味する。 出雲国風土記に「高岸の郷郡家の東北二里なり所造天下大神の御子阿遅須枳高日子根命甚く昼夜哭き坐しき仍りてその処に高屋を造りて坐させ即ち高橋を建てて登上り降りして養し奉りき故高崖と云ふ神亀三年に字を高岸と改む」とあり、高岸が高西となったものと伝えられている即ち神の住居されたところにお祀りしたものである。 本神社はもと現在地より北々西約500米の市民会館西方の地にありしが明治15年に故あって現在に至る。
阿遲須枳高日子根命 《合》猿田比古命、宇受売命 《配》加利比売命
式内社(小)、旧無格社
大社造銅板葺
例大祭 9月1日
なし