しらとりじんじゃ
埼玉県比企郡小川町勝呂310-2
当社南方一Kmほどにある地を小名神出と呼んでいる。 ここは古くからマンガン・黄鉄鉱などを産出する所である。 当社の創祀伝説は、この鉱脈とかかわりが深い。 村内の谷津(現在の宇神山)で夜毎光るも..
当社南方一Kmほどにある地を小名神出と呼んでいる。 ここは古くからマンガン・黄鉄鉱などを産出する所である。 当社の創祀伝説は、この鉱脈とかかわりが深い。 村内の谷津(現在の宇神山)で夜毎光るものがあり、村人は恐れおののき、近づく者もいなかった。ある時、当地を通りかかった一人の落ち武者がその話を耳にし、光の発する場所を掘り起こしてみると、十一面観音が現れた。 ときあたかも上空を二羽の白鳥が舞い、掘り終わると同時に白鳥は向かい側の山の中腹に舞い下りた。武士と村人らはこの白鳥を神の使いと崇め、白鳥のとまった場所に十一面観音像を安置した。 以来、白鳥大明神として祀られるようになった。 その創祀は暦応三年(1340)とも明徳年間(1390-94)とも伝えられている。
日本武尊
暦応三年(1340) 明徳年間(1390~94) 天文三年壬辰(1534) など諸説
山岡鉄舟の書による、幟旗が有形文化財となっている。
JR八高線「竹沢」駅より徒歩約20分