中野山 園林寺 ~由緒と現状~
天正元年(1573)12月1日、法仙院日泉という上人によって創建された寺です。
今からおよそ240年前の延享年間に書かれた子文書には、園林寺と言う文字が使われています。
延宝3年(1675)正月、中野村の大火で類焼し、堂宇をことごとく失いました。
その後、ようやく再建されましたが、文政元年(1818)にはふたたび全焼し、同10年に復興しました。
安政元年(1854)に起きた大地震の時は、庫裏を全焼し、長い間、本格的な復旧が出来ませんでしたが、昭和35年(1960)に、ようやく庫裏が新築されました。
本堂の方は、元治元年(1864)に新築、大正15年(1926)に修理された建物でしたが、昭和46年(1971)に客殿と一緒に新築されました。
この寺には、宗祖御真筆一遍首題の曼荼羅が、寺宝として残されています。
本堂の扁額は、静岡蓮長寺の永田上人のになるものです