びょうどうじ
熊本県熊本市北区植木町平原725
華厳宗大本山東大寺末 不動山平等寺は、密教の根本尊である大日如来の使者、不動明王を本尊とし、厳しい修行をおこなうことにより、超自然的な霊的能力を得て、衆生済度を目的とするお山です。 昭和5年、末永..
華厳宗大本山東大寺末 不動山平等寺は、密教の根本尊である大日如来の使者、不動明王を本尊とし、厳しい修行をおこなうことにより、超自然的な霊的能力を得て、衆生済度を目的とするお山です。 昭和5年、末永眞如師僧の夢枕のもとに、お不動様が立たれ「木葉山を霊場にし、我をまつりたまえ」と啓示を賜りました。神仏の導きにより眞如師僧一同が木葉山を訪れると、そこには石灰岩を主に構成した鉱山、その山中には緑したたる木々、十数カ所から湧き出る清冽なる湧水、清らかな小川のせせらぎがあったのです。何よりも村の人々が大昔から、往生が滝、白糸の滝と呼んでいる滝壷は、深山幽谷を思わせる霊気漂う別天地でした。大自然に恵まれた神秘的な理想郷への御導きのもと、この霊滝を世に出させていただく事をお不動様に誓われました。村の人々の協力のもと、平等寺僧侶、信者様方の献身的な努力を注ぎ、昭和6年に衆生済度の霊場としてお山一帯を開かれました。 このお山一帯を霊場として開くために、山を切り開き、岩石を砕き、道を築き、幾年もかけて、お滝場・本堂・受戒堂・薬師堂・十三仏堂・三賢堂・子育地蔵堂・如意輪観音堂、さらに山の頂上には倶利伽羅不動堂を建立されました。その他に、山の神・足手荒神・生目八幡・粟島神社・猿田彦大明神・弘法大師・聖武天皇などさまざまな神仏諸菩薩様をお祀りされています。そして、道やお堂を築きあげていく中、数々と発見された布目瓦群。布目瓦は、奈良~平安初期時代に作られたものだと判明し、この山中には、1200年以上も前に寺院が存在していたことが明らかになりました。そういったことから鑑みると、眞如師僧がお不動様から啓示された御導きは、この霊山に呼ばれし天命だったのでしょう。 平等寺を開山された末永本善・末永眞如師僧らのもと、これまでにたくさんの平等寺信者様方がこの不動山で教えを受け、法を知り、修行を積み、正道を歩み続けてこられました。 霊験あらたかな不動山平等寺は、お山一帯を寺院とし、お滝のある寺として、心身を鍛え、精神力を養い、勇気を与え、己に克つ力を高め、自己の改革を実現することを目的としています。全ての方々の無事な日暮らし、そして幸せな人生を送れることを願います。
不動山
華厳宗
大本山東大寺末
昭和6年
盧舎那仏
JR鹿児島本線 木葉駅から車で約5分
有り