とうなんじ
滋賀県大津市下坂本3丁目6−14
延暦年間に伝教大師が創立した寺で、比叡山の東南、戸津ケ浜にあったので東南寺という。寛永十五年、高島郡今津にあった一堂を当地に移したので一名を今津堂ともいう。ここは伝教大師の法華経説法の場であったので..
延暦年間に伝教大師が創立した寺で、比叡山の東南、戸津ケ浜にあったので東南寺という。寛永十五年、高島郡今津にあった一堂を当地に移したので一名を今津堂ともいう。ここは伝教大師の法華経説法の場であったので、今も毎年8月、比叡山延暦寺の高僧による『戸津説法』が続けられている。 『戸津説法(東南寺説法)』は往時は30日間、明治時代以降は5日間、天台座主から直接使命された僧侶が最澄の志を継ぎ、法華経を解り易く民衆に説法を行う事から天台座主の登竜門としても知られている。 また、この地は坂本城の二ノ丸跡であり、境内には坂本城が落城する際に戦死した兵らを弔う供養塔(首塚)がある。 さらに、境内から少し離れた場所には『明智塚』と呼ばれる塚があり、坂本城が落城した6月15日には法要が行われ、塚に悪戯すると祟りがあると伝えられている。
天台宗
延暦年間(782-806)
釈迦如来、阿弥陀如来
最澄(伝教大師)
寛永十五年(1638)
JR湖西線比叡山坂本駅より、徒歩約15分
境内自由(但し、開放されていない場合あり)
無料
約5分
無し