あんこうじ
千葉県香取市岩部1306
香取市岩部にある日蓮宗の寺院。 正式名は東方光明山安圀長興寺(とうほうこうみょうざん あんこくちょうこうじ)。 一般通称は東光山安興寺。 大同2年(807年) 律宗の寺院、大円院として創建。 ..
香取市岩部にある日蓮宗の寺院。 正式名は東方光明山安圀長興寺(とうほうこうみょうざん あんこくちょうこうじ)。 一般通称は東光山安興寺。 大同2年(807年) 律宗の寺院、大円院として創建。 当地方の行政機関を兼ねた拠点として戒律相伝の律師(官許の僧侶)により、唐招提寺開祖の鑑真和上を開基に仰いで創建されたと伝えられる。 貞応元年(1222年) 千葉氏の一族岩部五郎常基が岩部城築城にあたり現在地に移設。 寺号は千葉山釈尊勧請寺と改称された。 元徳2年(1330年) 大円阿闍梨日伝上人(長谷山本土寺第3世)によって日蓮宗に改宗、現在の寺号(東方光明山安圀長興寺)となった。 第2世日義上人の代には、千葉氏から供養料として田畑、寺領地が寄進された(境内地2750坪・供米20石)。 第3世日憲上人の代には、時の将軍足利義満公との有縁の誼をもって奥方懐妊の際、当山勧請の釈迦尊像に祈祷を修し男子誕生の慶事をもって20石の御朱印地を受領。 このころ塔中37坊、末寺7ヶ寺を擁し、檀家は岩部一円に及んだと伝わる。 第20世中興日秀上人の代には、徳川3代将軍家光公からも11石5斗の御朱印地が下付された。 寛文5年(1665年)以降、不受不施派に属したため、幕府の弾圧を受け、20余年間無住職状態が続き、末寺・支配寺坊の離脱、火災による堂宇焼失等が相次ぎ寺勢が著しく衰退。 創建以来約1200年、現在地では約800年の歴史を誇る日蓮宗の古刹である。 寺宝は涅槃図(香取市指定有形文化財)、釈迦尊像、日蓮大聖人御真筆など。
香取市岩部にある日蓮宗の寺院。 正式名は東方光明山安圀長興寺(とうほうこうみょうざん あんこくちょうこうじ)。 一般通称は東光山安興寺。
東光山
日蓮宗
本土寺旧末寺
807年(大同2年)
鑑真
1330年(元徳2年)
大円阿闍梨日伝(日蓮宗に改宗)
東方光明山 安圀長興寺 (一般的な略称は東光山安興寺)
安興寺仏涅槃図(市指定有形文化財) 安興寺大杉(市指定天然記念物) 日蓮聖人御真筆(日蓮宗宗宝)
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