りゅうぐうじ
山形県鶴岡市加茂弁慶沢 1―1
明石山 龍宮寺 聖観世音加茂町
たつのみや ちひろのそこの うろくづも もらさですくふ めぐみたのもし
創立:天安二(858)年七月九日 開山・開基:慈覚大師 堂宇:本堂 虚空蔵堂..
創立:天安二(858)年七月九日 開山・開基:慈覚大師 堂宇:本堂 虚空蔵堂 不動堂 本尊:聖観世音菩薩(慈覚大師作)
当寺の創建は今を去る一千百余年天安二年七月で、天台宗本邦第二祖慈覚大師の開基といわれている。 大師は清和天皇の勅を奉じて、奥羽地方を巡錫の途中、加茂付近は連日の大旱でなやまされ、住民は瀕死の状態にあった。大師の慈眼は、このありさまを傍視するに忍びずと、ただちに当寺を道場山としてトし、天安二年七月九日に佛勅がかない、龍道戒道の二大龍王妙相が示 したと傳えられている。 二大龍王は大師の教戒を受けて、たちまち時雨をもよおし、その沢四隣におおい、田畑のものも大いに実のり住民は復活の意欲をもやしたといわれ、大師は竜宮殿に聖観世音菩薩を祀り一宇を創建して明石山龍宮寺と称した。 その後治承三(1179)年に覚快法親王を中興とし、爾来その法灯を傳承し今日に至っているまた毎年六、七月ころともなれば彼方の沖に鯨が姿を現すので有名である。 当寺の本尊観世音菩薩は慈覚大師の御作である。
明石山
天台宗単立
聖観世音菩薩
天安2年(858)、慈覚大師円仁
治承3年(1179)
覚快法親王
龍宮寺
庄内三十三観音霊場 第25番札所 荘内平和百八観音霊場、第19番札所