とうせんじ
山形県東田川郡三川町猪子甲85
たづねいる ひとこそかわれ とくのりの あまねきかどの てらゐなりけり
創立:正保四(1647)年 開山:諦翁運察大和尚 堂宇:本堂 庫裡 観音堂 十王堂 本尊:観世音菩薩 本寺:鶴..
創立:正保四(1647)年 開山:諦翁運察大和尚 堂宇:本堂 庫裡 観音堂 十王堂 本尊:観世音菩薩 本寺:鶴岡市正法寺
当山は正法第十四世諦翁連察(たいおううんさつ)大和尚の開山である。 観音堂はこれより遙かに古く、大同二(807)年の開創といわれ、弘法大師が一刀三礼の千手観世音菩薩の霊像を安置したのに創まると傳えられている。 大師東北巡錫の砌り、赤川に梵字の流れ来るのを観じて、遡って湯殿山を開き、顧みて戍(ママ)子の方向に当たるこの地を光明の地として霊場と定められた。 故地は現今観音森と呼ばれている。猪子の村名は方角を指して戍子と呼んだのが、いつのころからか猪子と書かれるようになったものであるという。 藩時代には武家の間に信仰厚く、鉄銅の小像を鋳て納める風習があった。 また本間光丘翁は宮殿を献じ祈願所として毎年米弐俵宛を寄進した文書が残っている。
清流山
曹洞宗
正保4年(1647年)
観世音菩薩
諦翁運察大和尚
庄内三十三観音霊場 第22番札所 荘内平和百八観音霊場 第32番札所
有り