やさかじんじゃ
和歌山県伊都郡高野町細川826
以下、和歌山県神社庁HPより引用
当神社は、勧請年月等末詳と雖も古来の鎮座にして、當大字の氏神たり、明治6年4月、村社に列せられると記した古書あり。 又、大正の初年社務所火難のため、..
当神社は、勧請年月等末詳と雖も古来の鎮座にして、當大字の氏神たり、明治6年4月、村社に列せられると記した古書あり。 又、大正の初年社務所火難のため、書類等消滅されたとある。 素戔鳴命は、天照皇大神の弟君で、祇園牛頭天王と申し上げ「祇園さん」として親しまれている。 勤請年月日は、定かではないが、弘仁年間(810―823)弘法大師が各地を修行中この地に来られた折、疫病が蔓延したため、大師が病気除け、農耕の神、歌詠みの神として御神徳のある素戔鳴命をお祀りしたのがはじまりと伝えられている。 さらにこの地では、嵯峨天皇の病気平癒の祈願をされたとの説があり、古来より五穀豊穣のため、毎年8月16日には傘鉾祭り(鬼の舞)が行われている。 又、当社は昔より「御ミクジ石ヲ以テ此ノ軽重ニ依リ願意ノ判断ヲナス信仰アリ(紀伊続風土記)」とあって、現在も近郷稀な神事としてとり行なわれ、遠近を問わず崇敬されている。 又、近年では、神域より湧き出る清水を戴き、病気平癒の御神徳を受けようとする崇敬者が多い。