かまたきやくしこんごうじ
和歌山県海草郡紀美野町釜滝120
約1200年前に天台山慈覺大師(円仁)が釜の淵の奇観「甌穴(おうけつ)」の神秘に打たれ、目の守護仏として仏像を刻み安置されたのが御本尊の薬師如来です。天長12年(835年)の鎌倉時代初めに創建された..
約1200年前に天台山慈覺大師(円仁)が釜の淵の奇観「甌穴(おうけつ)」の神秘に打たれ、目の守護仏として仏像を刻み安置されたのが御本尊の薬師如来です。天長12年(835年)の鎌倉時代初めに創建されたものの、織田信長の焼き討ちにより焼失。だが、宝暦8年に快応和尚によって再建され、今に至っています。眼病平癒に霊験あらたかで、さまざまな目に病を持つ人や不安を抱える人が参拝しています。慈覺大師が仏像を安置された直後、目が赤くなるという流行り病いが広まったが、こちらの薬師様に帰依すれば完治するという噂が広まり、以来この仏様は目のお薬師さまとして崇め信心されるようになりました。
龍光山
真言宗
薬師如来
高野長峰霊場第五番札所