じゅうにしょじんじゃ
群馬県太田市別所町599
十二所神社は、円福寺本堂の西、茶臼山古墳の後円部墳頂近くにあります。創建された時代は不明ですが、中に全部で16体の神像が安置されています。そのうち5体(市重文)には正元元年(1259)の銘があり、そ..
十二所神社は、円福寺本堂の西、茶臼山古墳の後円部墳頂近くにあります。創建された時代は不明ですが、中に全部で16体の神像が安置されています。そのうち5体(市重文)には正元元年(1259)の銘があり、その1体には、円福寺初代住職である阿闍梨静毫(あじゃりじょうごう)が、現世安穏と極楽往生を祈願して、同年10月5日に造像したことが刻まれています。 平安時代は神仏習合が進み、中世に入ると日本の神々を仏教の如来や菩薩の権現とする考えが一般化し、神殿内に仏を安置し、寺院境内に神々を祀ることが普及しており、ここにもその一端を伺うことができます。
祭神として神武天皇より前の日本神話の神々である天神七代、地神五代と称される12代17柱の神々を祀っている。 ・天神七代の神々(7代12柱) 国常立尊 豊斟渟尊 泥土煮尊 角杙神 大戸道尊 面足尊 伊弉諾尊 ・地神五代の神々(5代5柱) 天照大神 忍穗耳尊 瓊々杵尊 彦火火出見尊 鸕鶿草葺不合尊
木造神像(市指定重要文化財[彫刻])