まかえんじ
広島県尾道市原田町梶山田4338
746年、諸国行脚の旅に出ていた行基が、一夜を明かすことになり、 そこで十一面観音像を彫り上げ、その地に 寺院を建立して像を安置、法相宗の寺として開基した。 寺は周辺の村人の信仰を集めて栄華を..
746年、諸国行脚の旅に出ていた行基が、一夜を明かすことになり、 そこで十一面観音像を彫り上げ、その地に 寺院を建立して像を安置、法相宗の寺として開基した。 寺は周辺の村人の信仰を集めて栄華を極めたが、火災に見舞われ、本堂が焼失。その後は衰退した。 村人らが燃え上がる建物の中から観音像を救い出し、守ってきた。 室町時代、戦に向かう足利尊氏が本陣を置いたことから 寺はその庇護を受け、1336年には真言宗に改められ、七堂伽藍が建立された。 尊氏に付き従って戦功を立てた備後地方の豪族、杉原信平・偽平兄弟は尊氏から周辺13ヶ村を領地として与えられ、寺の近くに山城を建て居城したという。 しかし、その後も度々火事に見舞われ、1584年には、杉原氏が千光寺山に城を移したため、荒廃後に曹洞宗の僧・通天梵達によって1658年に再興されるまで低迷の時代が続いた。
摩訶衍山に抱かれるように建立されている山間のお寺です。 奈良時代に行基により開かれた法相宗のお寺でしたが、時代とともに改宗し現在では曹洞宗のお寺となっています。 このお寺には重要文化財の十一面観音立像と千手観音文像が安置されており...
大鵬山
曹洞宗
摩訶衍寺
重要文化財「十一面観音立像 重要美術品の「千手観音立像」
33年に一度の御開帳
尾道市内より車で約30分
40分