おおのつじんじゃ
島根県松江市大野町243
当社は天平五年(733年)に撰進された出雲国風土記に、大野津社と記されており、後の延喜式神名帳にも登記された古社で、古来より里人が奉祝崇敬した名社 である。 大野灘は宍道湖北岸の重要な港であり「..
当社は天平五年(733年)に撰進された出雲国風土記に、大野津社と記されており、後の延喜式神名帳にも登記された古社で、古来より里人が奉祝崇敬した名社 である。 大野灘は宍道湖北岸の重要な港であり「津」の名が起こるが、当社は海陸交通の神である。また、農耕の守護神でもあり、干天続きの年には、雨乞神事が行われた。 さらに、厄除安全の祈願所として、人々の畏敬信仰の深いお社であった。 寛永十二年(1635年)五月、秋鹿郡吏だった岸崎時照は蛇骨を拝み崇敬の念 を起こし、大野村中の人々と力を合わせ社殿を建立し、九月晦日を祭日と定めた。 現在の祭神の御神徳を敬仰し年頭に厄災退散・交通安全の祈願を斎行している。
須佐之男命
式内社
10月1日
なし