雀ノ森氷川神社は、川越市新宿町にある氷川神社です。雀ノ森氷川神社の創建年代等は不詳ながら、太郎俊仁公(狭穂彦王か)を祀り創祀したといい、その後日本武尊を、次いで須佐之男命・大己貴命・日本武尊・末ノ太郎公・御后を併せ祀り、金毘羅三社大権現と号していたといいます。延喜12年(912)には空海の刻んだ金毘羅尊像を天慶二年源経基公から当社へ寄附され、天皇の勅願により東国の金神の総社とされたといいます。戦国時代に荒廃、”稲荷の里”へ移されていたものの、永正年中再び旧地に戻り新宿の鎮守として祀り“雀の森”(鎮めの森)と称し、氷川社と改めたといいます。
「猫の足あと」より